【注】本ブログに書かれている内容はCOVID19オミクロン株の感染拡大前のものです
みなさん、こんにちは!
1年のM(Bianchi)です!
昨年から一部の部員たちの間で「ロードで初日の出を見たいな」という話があがっていたので、
日の出といえば初日の出しかないでしょ!
ということで計画されたこの企画。
目的地は熱海!
理由は、海からの綺麗な日の出が見れそうなのと、近くに良さげな峠があるから←1番の理由はこれw
日本の最も重要な行事である「年越し」を挟むというぶっとんだ企画にも関わらず、なんと合計4人も集まりましたw
Nogleis部員たちのプライベートがうまくいっているのか心配になりそうですが、それだけ自転車にハマれるっていうのも悪くない?かな?。。
ただ、いくら自転車が好きといっても、今回のライドは過酷。
日付が変わる前の大晦日夜11時程に家を出て、夜通し真っ暗の国道を走り続けるライド。
おまけに、年末年始といえば、1年で一番寒い時期。
しかもその中でも最も寒い深夜〜早朝の時間帯に走るというのだから軽い気持ちで臨むものではないです。
このような過酷なライドを経験済みという人もいなかったので、今回はいつも以上にライドの準備(主に防寒・夜間装備)を丁寧に行いました。
詳しい装備などは、この記事の最後に書いておくので、このような変なライドをしたい人は読んでみましょうー
前置きが長くなりましたが、本題に行きましょう!
2021年12月31日23時、年に一度の紅白歌合戦を途中までしか見ずに都内のある場所へと向かいました。
大隈講堂前にて集合
この写真を撮るためには手袋を外さねばならず、寒いいい(ブルブル)
はい、早稲田といえばこれですね。とりあえず、特別感を出すために集合場所をここにしてみました。
普段は学生で大賑わいのここも、さすがに大晦日の夜はガラガラですね。
ここで幹事長K(Wilier)と合流しファミマで軽食を食べました。
1:00に横浜で他の二人と合流することを目指し、いざ出発です!!!
深夜の都心は車が少なくて非常に走りやすいです。
普段は人と車と信号でストレスの溜まる外苑東通りもスルスルっと走れてしまいます。
「いやあ〜気持ちいいね〜」など軽く雑談をしながら走っていきます。
そうこうしている間に、三田に到着。ここからは国道15号を右折してずっと横浜まで真っ直ぐです。
ところがあれれ?15号、昼間は信号になかなか引っかからず快適なのに、なぜか深夜だと信号に引っかかりまくりです。
う〜ん、僕たちの運が悪かったんですかね?まあこんな日もあるでしょう。。。と普段なら片付けますが。。。。。
寒いいいい
そうです、このときの気温はおそらく0度を下回っているかいないかぐらいの極寒。
体を動かしている間はいいのですが、信号で止まると寒い!
こんなときは、いざRACING!!
信号から信号へと全力でペダルを踏みまくります。
さすがはスプリンター体質×エアロロードのK(Wilier)幹事長は爆速です!
僕が思いっきり踏んでいる横を、スウーーーーっと抜いていきます。
Uber Eatsで毎週200km鍛えてるだけあって、速い!!
そうこうしているうちに、時刻を確認すると0:00。
K(Wilier)幹事長と二人で、サドルの上であけおめ〜!そうそう、これがやりたかったんですよ〜w
暗闇の多摩川を渡ります
その後も順調に走り続けて、1:00に集合場所の横浜に到着。
ここで4年I(EddyMerckx)と1年S(Gusto/Felt) と合流です。
前回会ったときはFeltで来ていたS(Gusto/Felt)氏、今日はGustoで来ていました。
みんな初めて見る彼のGustoに興味津々です。かっこいい!
横浜のコンビニにて
先の道はまだまだ長いので、コンビニでしっかりと休憩・補給をしました。
ただし、このコンビニではお手洗いは使えませんでした。。。
深夜だと解放していないみたいです。深夜に自転車に乗るときは気をつけましょう。
ここからは、国道1号を走って行きます。
深夜にもかかわらず、まずまずの交通量。
途中で、車を運転している方から「君たちすごいね〜どこまでいくの?」と聞かれ、軽く会話をしたりしました。
なんとこの方も自転車に乗っておられるということ!
ロードバイクは意外にもそれほどマイナースポーツではないようですね〜(なぜか安心)
先ほどのようにRACINGはせず、平和に保土ヶ谷のアップダウンを先頭交代しながら走っていくと、難関の戸塚です。
走ったことのある方はご存知だと思いますが、国道1号のJR戸塚駅を抜けるトンネルが自転車通行不可。
これを迂回する道が本当に分かりにくいのです。
でも、この迂回路、写真映えするんだよね〜
東海道線をくぐるトンネルにてみんなの自転車を撮影
1年S(Gusto/Felt)のロードバイクはキマってますね〜
再び1号線に合流します。
そしてまた平和に走るのかと思われたその時。。。。。
目の前に坂が出現
距離は300mぐらいはあるでしょうか?斜度は5~10%となかなか良い坂です。
すると突然4年I(EddyMerckx)先輩 がスプリントを開始!
彼は、坂を見ると攻めたくなって仕方がないようです。こういう人のことを坂バカ(褒め言葉)と呼びます。
S(Gusto/Felt)がすぐに追撃。彼も坂バカです。
二人は猛スピードで坂を駆け上がって行きます。
僕も追撃を試みましたが、足が残っておらず失敗。
じわじわと距離を離されていきます。
やっとのことで頂上で合流するとみんなヘトヘト。
今回の戦犯はI(EddyMerckx)です。
唯一、冷静に長期的なメリットデメリットを考慮してスプリントをしなかったK(Wilier)は頂上でも全然疲れていません。
さすがは幹事長、目先の坂で興奮してしまった我々とは思考のクオリティが違います!
その後も1号線を走り続け、湘南新道を経由して国道134号に出ます。
海沿いの平坦な幹線道路をS(Gusto/Felt)の鬼引きで爆走します。速ええ〜
この道、なんと国道なのに街灯がない!
暗闇を突き進む非日常的な爽快感が気持ちいい〜
街灯がない代わりに上を見上げれば美しい星空が広がっています。
なんとスマホのカメラにも映る星空!実物は50倍綺麗ですよ〜
暗闇に光るテールライトがエモい
134号を走り続け、箱根駅伝名物の湘南大橋で相模川を渡ります(暗くて何も見えなかったw)
そして1号に戻り、今度は細かいアップダウンを繰り返します。
地味な登りが非常に辛いです。
考えてみれば横浜から一回も休憩をしていない。
皆、ハンガーノック気味で無言のままペダルを回し続けます。
「コンビニはまだか〜」
「おなかすいた〜」
「寒い〜」
気温はこのときおそらくマイナスになっていたはず。
冬のナイトライドの過酷さを思い知らされました。
4時過ぎ、やっとのことで小田原のコンビニに到着。
ガッツリとエネルギー補給をします。
小田原のコンビニにて、ううう〜暖かい食べ物は泌みる〜
ナイトライドでのコンビニは天国です。
気がついたら40分ほどもこのコンビニに滞在していました。
やばいやばい、日の出に間に合わなくなるw
急いで出発します。
ここからは海の真横を通る国道135号を走って行きます。
噂によるとこの道からは海と湘南のビーチ群を一望できる絶景が楽しめるとのこと。
しかしながら、夜の通ると闇の中に不気味な波の音が聞こえるだけ。。。残念。。。
今度は是非昼に通ってみたい道ですね!
根府川、湯河原などの温泉地を走っていきます。
ここのあたりに来ると車が増え始めます。みんな初日の出を見にいくのかな?
これは夜明けが近い!
だんだん日が昇りそうな気配がしてきます。美しい〜!
熱海までもう少し距離があるので急ぎます。
熱海到着の直前に予期していなかった峠が出現して大変でしたが、なんとか熱海の日の出スポットのビーチに到着です!
日の出がきそう
日の出きたー!!
人がいっぱい!でもさすがに自転車で来たのは僕たちだけのようですw(当たり前だろー)
近くを通りがかったおねえさまに写真を撮っていただきました。
逆光だけど、いい写真!
日の出を浴びる自転車の写真もいいね〜
満足満足!
初日の出の後は富士山を見たいねってことで今度は熱海峠・十国峠を登ります。
この峠、地図で見た感じは平凡です。
熱海峠・十国峠(Stravaより)
九十九折はあまりなく、それほど険しそうな見た目でもないので、割といけそうです。
しかーし、登りはじめの市街地付近から嫌な予感がします。
来宮駅付近の市街地でも斜度10%を超える坂が襲いかかってきます。
大丈夫かこの峠??
予想は的中!
斜度は軽く10%超えの区間がほとんど、場所によってはあの箱根旧道を彷彿とさせるような斜度20%に迫る激坂も出現!
(後から調べたら距離約7km、標高差約650mという鬼スペック)
しかもこの峠、九十九折がない代わりに長い長い直線をずっと見せてきてメンタルを削ってきます。
もう「峠アタックだぜ!」とか元気に言っている余裕はありません。
まだかまだかと登り続けること約40分、ようやく熱海峠につきました!
なんとか熱海峠に到着!
そこからまた少し登ると。。。。
十国峠
富士山が美しすぎる!!
天空だね〜
森林限界超の自転車撮影
正月から富士山と記念撮影は最高だぜ〜
もう文句なしの絶景ですね!
激坂の後のこの景色が素晴らしすぎて2時間も長居してしまいましたw
こんなに走っても休憩をしてもまだ時刻は朝9時。
そりゃ深夜に出発してますから!
この後どうしようかとみんなで考えます。
「せっかくここまできたんだから伊豆に行きましょーよ」
「いや、箱根も良さげだよー」
「三島の温泉行きたいなー」
「山中湖まあまあ近いかも」
結局、疲労もあるので三島で昼ごはんを食べてから考えることにしました。
三島までは気持ちの良いダウンヒルと平地のみ。
しかし、、、
あれれ??
力が入らない!?
んんんんん?
ハンガーノックです。
先ほどまで箱根だ伊豆だ言っていたあの元気はどこへ行ってしまったのでしょうか?
途中で有名そうな場所を見つけたのでパシャリ。左端でI(EddyMerckx)が辛そうです。
一同ヘロヘロになりながらなんとか三島の中華料理屋へたどり着きます。
いや〜、回復する〜
でも箱根や伊豆まで行ける元気はもう全くありません。
とりあえず正月ということで三島大社で初詣してから温泉へ行くことにしました。
ところが、いざ三島大社へ行ってみると。。。。
omg激混み
激混み三島大社
結局写真だけ撮ることにしました。
三島大社で自転車の写真だけ撮って帰ります
さーて温泉行くか!
近くにあったスーパー銭湯に入ってとても満足!
温泉からは富士山がよく見えてとても良かったです!
温泉前にて。極楽極楽!
この後、三島駅から輪行で帰り、無事充実した年始を迎えられました。
めでたしめでたし!
今回のライド、軽い思いつきで計画したものでしたが、過酷すぎました。
来年もまたやりたいかというと、「やりたくない」と即答しますw
このような過酷なライドに付き合ってくれた部員のみなさん、ありがとうございました!
今回の装備
記事が長くなってしまったので、このライドで僕が用意した装備を軽く書きます。
・反射ベスト(工事現場の人が着てるようなやつです。暗闇でめっちゃ目立つので安全)
・フロントライト2個(800lm+500lm。途中で片方電池が切れたので最低2つは必須です)
・テールライト2個(リチウムイオン式+乾電池式)
・モバイルバッテリー(電力は命と自転車の次ぐらい大事)
・シューズカバー(これがあるのとないので足の寒さが全く違う)
・フェイスカバー(見た目が泥棒みたいですごい怪しくなるけど、暖かいので気にしない)
・コンパクトになるダウンジャケット・長ズボン(日の出を待つ時間が寒いので)
これほど長い記事を最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
では、次のNogleisのブログも楽しみにしていてください!