GW合宿を敢行する我々の行く手を阻むは、上毛三山として名高き榛名山・赤城山・妙義山の三山に加え、183ものカーブが連なる碓氷峠。いずれも名の知れた群馬の峠たち。
立ちはだかる難敵を前にNogleis一行は無事生き残れるのか!?
どうも3年W(MERIDA)です。
今回の合宿は実のところ渋峠に行く予定でした。しかしながら開催1週間前になって突如白根山の噴火警戒レベルが引き上げられ、その影響で渋峠に続く道が通行できなくなったため、急遽内容を変更せざるを得ませんでした。(雪の壁とか温泉とか国道最高地点とか色々楽しみにしてたんですがね…)
とまあ、そんな経緯があったので今回は急ごしらえプランで合宿強行!!(ここ伏線)
初日は榛名山と赤城山の双璧を1日で攻略しようという無謀なハードな内容。果たして何人生還できるのやら。
出発の儀を済ませて一行は第一の壁榛名山へと向かいます!
が、道中に思わぬ伏兵が…
安中から榛名山を目指すと雉子ヶ尾峠という3kmほどの峠を通るのですが、平均斜度が6%ほどあり、時々10%を超える区間が現れるので警戒していないと奇襲の餌食です。この日は暑かったこともあり、スリップダメージを喰らいながら榛名山の麓へと向かいます。
まだ元気だったころのNogleis一行
若干HPを削られながらも榛名山侵攻開始!!
3週間後にかの有名なヒルクライムレース「ハルヒル」があるとあって、試走しているサイクリストを何度も見かけました。しかし我々はハルヒルに出るわけではないので、特に何も考えずに登るだけ!
榛名山は終盤がキツくなるという情報を得ていたので、序盤はそこそこのペースで様子を見ながらみんなで仲良く走ってました。しかし中盤に差し掛かると勾配が10%を超える区間が目立ちはじめ集団がバラけてきます。
残り約3km地点の鳥居手前で1年K(cannondale)がアタックをかけ、遅れて2年K(lapierre)が追いました。結局順位はそのままで、山岳賞は新入生にとられてしまいました。先輩もっと頑張れって感じですが、これでNogleisも安泰です。
残念ながら誰も1時間切りできなかったので次挑戦するときは達成したいですね。
観光地としても有名な榛名湖を臨み、そこからは渋川までの長い長いダウンヒル!
上は標高1000m以上もあって肌寒いくらいだったのですっかり忘れていましたが、下界(下界!?)はめちゃめちゃ暑い…
榛名山での疲れがここにきてドッと来ます。
そしてここで重大な事実に気づきます。
全然時間がない!!
日暮れまでにダウンヒルを済ませようと思っていましたが、気が付けば日の入りまで3時間もない。そして赤城山は20kmもある。
こんなこと(遅めの昼食)してる場合じゃない!
ということでコンビニをあとに飛ばし気味で赤城山へ
すでに死にそうじゃないかァ…
おそらく全員が赤城山を攻略するのは不可能ということで、今回は時間制限を設けて時間になったらどこにいても強制下山という特別ルールを採用。タイムリミットは日の入りの20分前!
というわけで今回の目的はタイム云々ではなく、
とにかく誰でもいいから登り切ってくれ!!
でした。
赤城山の登り始めの時点で猶予は1時間45分。
ゆるゆる走っていては絶対に間に合わないので序盤の緩斜面からガンガン行きます。(オーバーペース気味で)
・・・
緩斜面を抜けて山間部に入っていくと徐々に勾配もキツくなりはじめ、意識していないとペースが落ちていきます。このあたりから頂を獲りに行く者がふるいにかけられていきます。
そして途中で残り11kmという標識が目に入ります。この時点で残り時間40分。
Now Loading・・・
Now Loading・・・
あっ… コレ無理じゃん…。
希望を失った人間の心ほど脆いものはありません。ペースは急激に下がり、脚を回すことに疑問を感じ始めます。
こうなるともう終わりです。
しばらく惰性で脚を回していると、残り6km地点に自販機&サイクルラック&ベンチの最強よくばりセットが転がっていたので すかさず飛びつきました。
すると虫の息でやってきた後続も三角コーナーに群がるコバエのごとく次々と吸い寄せられてきました。
ちなみにこの時点で15分も残っていましたが、さらなる高みを目指す英雄は現れませんでした。(特別ルールあんまり意味なかった…)
今回は榛名山からの連戦で疲労が溜まっていたのと、企画者の組んだガバガバタイムスケジュールによって赤城山に惨敗しました。本当に反省してます。
(お察しの通り赤城山前後から写真がないのは余裕がなかったからです。)
結局、誰一人赤城山を攻略できず悔しい限りです。きっと次は万全の体勢で再訪することでしょう。
赤城山にリベンジを誓い、敗走する男たちの頬には一筋のなm… みんな風呂のことしか考えてませんでした。
宿に着くとすぐに夕食をとり、お風呂に入って寝ました。翌日は消化試合だと言い聞かせながら…
つづく。