去る2016年の3月末、
nogleisは伊豆半島にやって来ていたのであった…。
その名目は春合宿、一年の締めくくりの大行事である…。
初日、nogleis一同は天候不順に見舞われることになる。
出走してから一時間。
前日の天気予報で言っていた、降水確率40%の40%を引いてしまい、
班によっては走行不可能なほどの雨に打たれていた。
しかし、そこで思い出されたのがかの宮沢賢治の詩であった。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
前ノ人ノ泥ハネニモマケズ
…
負けました。(敗北の輪行の図)
二年のIです。普通に走行不可能でした。
出走時点で小雨は降っていたので、万が一に備えて電車沿いのルートを選択して走行していたところ、一時間ほど経ったところで雨が本降りに。路面は水浸しだったので、最寄りの駅に退避しようと思ったのですが、つく頃には背中は泥はねで汚れ、後ろを走行する人の顔が程々に泥で汚れていました。新手の化粧か
nogleis、出走
しかし、雨に降られ、輪行状態に移ったnogleis。そこからが早かった。雨が降った場合は様子見も兼ねてひとまず宿までワープすることになっていたので、
これが
こうなって
こう。宿についた。
この間走行距離は勿論0km。ロードはスピードが出るのもあって、雨の路面で集団走行は危険でしょうがない。輪行し始めてから雨自体は止んだしそれなら最初から降らないで欲しかったって感じでした。
宿に着く頃には路面も乾いていたので、チェックインして荷物をおいたあと近くを走ることに。
どこを走ろうか決めていなかった中、そういえば、伊豆北川駅から出て宿に行くまでの間に高台の望洋台へと続く坂がありました。見るからに斜度はきつそう。でもそこは山好きの多いnogleis(偏見)、自然とこんな意見が。
「登ってみたくね・・?」
望洋台というくらいだから見晴らしはいいだろうって理由で登ることになりました(雑)。ついでに言えば輪行続きで体をあまり動かしてなかったからちょっとハードなことをしてみたい、って感情もあったようです。全会一致で登ります。
あれ
なんか
きつい
そらそうだ
だって
当たり前でした。ルートラボで調べてみると坂の初めから終わりまでで平均斜度20.6%。ユイの壁か、ここは。って思って調べて見たけどユイの壁でさえ平均斜度9%程度。地面は車乗り入れられる程度には整備されてたので自転車でも行けるかなと思ったのが間違いだったようです。レーシングチームなはずなのに、この時ばかりはウォーキングチームになりました。MURI。
とは言え、景色は綺麗で、大島、利島、新島が浮かぶ太平洋を一望でき、汗ばんだ体に吹き当たる風が最高に気持ちいい。
山を登り切った達成感で思わず集合写真を撮るnogleis walking team
その後は山から降り、旧国道135号線を借りてクリテリウム形式で走る。全長4kmの距離を1時間で何周も往復してました。全速力で飛ばす人もいれば自転車を交換しながら機材を乗り心地を体験する人も。ていうか先輩方早すぎでは。山道なのに32km/hとか出てました。おかしいなぁ。山だと思ってたけど実は平地だったのかもしれない(錯乱)。
終わったら宿に戻って温泉に入って夕食。爆走したので温かい温泉が身にしみます。宿の近くには海に面した黒根岩風呂という温泉があって、夕日が沈むのを見ながら温まることができて自然と機材トークに花が咲きます。走ってよかったと実感する瞬間がここ。マジで神。風呂神。控えめに言って神。